📄: Stan Lee

🎨: Steve Ditko

ストーリー

街で泥棒をやっつけるスパイダーマン。ヴァルチャーやティンカラーとの戦いを経てスパイダーマンは自分の力に対して自信過剰になっていた。

場面は変わり、オットー・オクタビウス博士は原子力研究所で触手型のマシーンを使用して実験を行う。実験中に機械不良によって爆発事故が起きてしまう。その爆発によって触手型のマシーンがオクタビウス博士に融合してしまう。病院にて昏睡状態から目覚めたオクタビウスは放射能で脳がやられていたこともあり、彼の扱いに対して怒りを覚え、暴走してしまう。オクタビウスが病院を占拠している噂を聞きつけたJJは、ピーターに写真を依頼する。病院を占拠するオクタビウスのもとに、スパイダーマンが駆けつける。今回も楽勝だろうと自惚れていたスパイダーマンだったが、オクタビウスの触手になす術なく敗北してしまう。全く手も足もでなかったスパイダーマンは絶望感を覚え、落ち込んでしまう。

オクタビウスに惨敗し落ち込むピーターだったが、ある日ヒューマントーチがピーターの高校の集会に訪問した際の演説に感化される。「ファンタスティック・フォーも負けることはあるが消して諦めなかった。自分を信じて諦めないことが大事だ」。ヒューマントーチの言葉にハッとしたピーターは、改めてドック・オクに立ち向かうことを決意し、原子力発電所を占拠するオクタビウスの元へ。発電所内の研究所に忍び込み即席で作った薬品とワイヤーをくくりつけた謎の特製武器を利用して、遂にドクターをやっつける。そしてスパイダーマンはその足でドックオクを捕まえに行く準備をするヒューマントーチの元へ。「ドックオクは捕まえたよ！何がとは言わないけど、君には借りができたよ」彼の言葉がピーターに自信を取り戻させたことに感謝を伝える。

ポイント

• ドクター・オクトパス（ドクター・オットー・オクタビウス）の初登場回。元々原子研究で使っていた触手型の機械が実験の中で起きた事故によって、オットーの体に引っ付いた。それを利用して原子力発電所を占拠しようと試みる

豆知識

• スパイダーマンのことを「Super-Man」と誤記した伝説の回
• 初めてハッピーエンドで終わった回
• スパイダーシグナルが初めて出てきた回
• ピーターは一回目のドクターオクトパスとの戦いで惨敗して自信を無くしてスパイダーマンを辞めようとすら思っていたが、ピーターの高校の集会にやってきたヒューマントーチの演説によって復活した。「ファンタスティック・フォーだって負けることはあるが決して諦めない」
• スパイダーセンスが危機察知能力以外の用途で使われた。オックを倒した後、自信を取り戻させてくれたヒューマントーチに感謝を伝えたいので探していたら、スパイダーセンスを用いてヒューマントーチの居場所を察した